たかが世界の終わり

再びグザヴィエ・ドラン。観てきました。

原題『まさに世界の終り』。
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Юキャスト
ギャスパー・ウリエル『サンローラン』etc..
レア・セドゥ『アデル・ブルーは熱い色』etc..
マリオン・コティヤール『サンドラの週末』etc..
ヴァンサン・カッセル『危険なメソッド』etc..
ナタリー・バイ『私はロランス』etc..

あくまでも私感での代表作です。ホントはまだたくさんありますがキリがないので。

キャストがとても素晴らしいこの映画。ブログ画像第69回カンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞した今回の作品はレビューをみてみるとわかりますが賛否両論、むしろ少し残念な感想が多いのがわかります。
各映画ウェブサイトでも実際の評価が気になり色々とみてみましたが、それぞれの批評が視点の違いが大きく出る評価だという内容でした。
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ブログ画像内容としては、12年帰らなかった実家に自らの死を告げるための帰郷。その帰郷した一日を描いています。


(C)Shayne Laverdiere, Sons of Manual

帰りを喜ぶ家族と温度差のある主人公ルイのどこか距離感のあるやり取りが12年という時間を感じさせる。
愛しているが故の感情のすれ違いは以前観た第67回パルムドールの『雪の轍』を思い出しました。ブログ画像感情の起伏が激しい家族だなと思いつつ自分自身は退屈しない映画の内容だったので当初の批評もあまり気にならず愉しめました。

映画でのサウンドトラックも当時流行ったあの曲が流れたりと個人的には少し「寄せてきたな」感を感じてしまいましたがよかったです。ブログ画像結果的にこのような作品がパルムドールを受賞するというのが面白いと思えました。
ファッション好きな方にもぜひ。

飯倉